お土産に何を選んでいいかわからないほど商品に溢れた観光地となった中華街でその場でも楽しめ、お土産として持ち帰っても嬉しい中華街らしいお土産(スイーツ)を紹介します。
台湾ドーナッツ TAIWAN DONUT OH!(香港大飯店1F)
GW前に新規オープンしたばかりのお店には休日ともなればかなりの行列が・・・台湾ドーナッツ!
聞きなれない名前ですがそれもそのはず、横浜中華街ではこの一店舗でしか売っていないからです。
台湾ドーナッツとは
「台湾ドーナツ」とは、リング型に成型したドーナッツ生地に衣をつけて揚げるドーナツですが、粉砂糖やミルクパウダーなど各種フレーバーをかけたものを言います。
ドーナツに衣をつけて揚げることで、外はカリカリ、中は柔らかくふわふわとした独特な食感で台湾では大人気のお店があるそうです。
今回の日本の店舗は台湾のフランチャイズ店ではなく、台湾で大人気のクリスピードーナッツをヒントに独自に開発された商品と伺いました。
台湾ドーナッツ 商品情報
プレーン300円、ミルク320円、いちご320円、チョコレート350円、抹茶350円(計5種)
インスタ映えを意識してか、色がカラフルに揃えられ、たった一つの商品でこれだけ大きな売場の面積なのはビックリ。マクドナルドのカウンターを連想させるものです。
商品は店舗内にある飲食スペースで食べることもできますし、一部食べて、一部お持ち帰りしたければ、店員の方が応じてくださいます。
商品はベースとなるドーナッツがショーケースに並んでいて、注文後、フレーバーを振りかけて私たちに提供されるシステムです。従って混み合うと注文から商品提供までの時間が気になるでしょう。
商品の回転が早いのかショーケースにドーナッツがいっぱいでも次々にドーナッツがカウンターへ運ばれていたことが印象的です。
食べた印象
事前に聞いた話の通り、カリッ&フワッ食感の新しい感覚のスイーツでした。
揚げてあるのに全く重くないから軽く食べられちゃうパターンのおやつです。
日本のドーナッツによくあるボソボソした口当たりやアメリカのドーナッツにあるような刺激的な甘さはありません。
イメージとしては表面がカリッとしたミスタードーナッツのポンデリングで味はアイシングがされていないため、柔らかくまろやかな甘味となります。ベースとなるプレーンの印象です。
カウンターへ次々と運ばれたドーナッツでもお客さんへ熱々の商品を提供する、というわけではないようです。フレーバーや砂糖の絡みつきや油の切れ具合を考慮してのことでしょうか・・・
持ち帰った当日食べることをおすすめします!私は複数持ち帰り、その日と翌日食べ比べをしてみましたが、時間が経つとドーナッツを揚げた油が生地に染み込んでしまう印象でした。
ミルク、いちご、チョコレート、抹茶はプレーンに各種パウダーを振りかけたドーナッツとなるため大きな変化はないのですが、ミルクはベースの粉砂糖とミルクパウダーの相性が良いのか、より芳醇な味わいです。
店舗のお姉さんに聞くとミルクとプレーンが人気とのこと。
300円〜350円/個とやや高めの価格設定ですが、ここでしか食べられない逸品と思えばお土産としても喜ばれるでしょう。
それに支払いは現金のみとなっており、時流を考慮していない印象ですが、味と中華街のお土産としてのインパクトは抜群かと思います。
とても感じの良いお姉さんが商品の説明をして下さり、商売上手な中国人の商法を存分に感じられるお店です。
店舗情報
店 舗 名 | TAIWAN DONUT OH!(台湾ドーナッツOH!) |
場 所 | 香港大飯店1F |
住 所 | 神奈川県横浜市中区山下町146-6 |
WEB | https://www.honkondaihanten.com/ |
営業時間 | 10:30〜19:00 |
支払い方法 | 現金のみ |
チャーシューメロンパン 1 菜香新館・耀盛號(ヨウセイゴウ)
知っている人は知っている、初めて聞いた人は想像が難しいレアなスイーツ、それがチャーシューメロンパンです。
チャーシューメロンパンとは
チャーシューメロンパンは元々、菜香新館・耀盛號(グループ企業)が最初に販売し始めました。
見た目は小ぶりなメロンパン。中身に刻まれて甘めの餡を纏った香港チャーシューがゴロゴロっと入っている想像しにくいスイーツです。
小ぶりな理由は香港点心でも利用しやすいからとのこと。とはいえサクサクのパイ生地で包まれたメロンパンをセイロで蒸すことは考えにくいので、点心として提供する場合は他の揚げ物点心同様セイロに入れて提供するだけのパフォーマンスなのでは・・・と感じます。
しかし味は折り紙付!バターが香る甘さを感じるパイ生地の中から香港式で焼かれたチャーシューに纏われた餡が絶妙に口の中に残ります。
この食感と食べた印象はどの店のチャーシューメロンパンを食べても同様に感じるため、商品の特徴であると思います。
菜香・耀盛號 チャーシューメロンパンの商品情報
280円/個でテイクアウトは2個パック(560円)で販売されています。(菜香・耀盛號共通)
お土産に持ち帰ったり、人にあげても喜ばれる商品としては妥当なお値段だと思います。
菜香は高級点心が得意な広東料理の名門であるため、店内の点心ラインナップにも含まれています。従ってセイロに入る大きさとなり、私たちが普段目にするメロンパンをそのまま小さくした可愛い見た目です。
金ピカの外装で厳かな装飾の店舗は完全な高級料理店であるため、イートインスペースはありません。店内で食べる場合にはレストランでいただく点心の一つとして食べることになります。
食べ歩きやお土産として持ち帰ることはできますので、ホテルのデリでサンドウィッチを持ち出すイメージと被るのではないでしょうか。リッチに気分に浸れると思いますよ!
耀盛號は菜香グループのお土産販売店のため、チャーシューメロンパンはお土産屋の軒先で販売しています。従って菜香よりも気軽に買うことができるのが良いかもしれません。
週末ともなれば行列ができていることもしばしばですが、食べ歩きやお土産用であれば長く待たされることはありません。
食べた印象
大きさは大人が大きな口を開けて3回〜4回ほどで食べ切れるサイズ。
見た目通り、サクッとした甘いパイ生地はメロンパンと同じですが、中には広東色チャーシューとその甘い餡が塊となって口に入ってきます。
程よく小さくカットされたチャーシューは大きな主張はせず全体をまとめるイメージでメインは餡の美味しさではないでしょうか。
ほんのりチャーシューの香辛料が香る甘い餡はパンの内部にたっぷり入っており、パイ生地の食感とドロっとした餡を纏ったチャーシューが絶妙なバランスで入っています。
表面がパイ生地で作られているためお土産など持ち帰った際には、オーブントースターなどで加熱して表面をパリッパリッにすると中の餡もドロっとして美味しくいただけます。
店舗情報
店 名 | 菜香新館 | 耀盛號 |
住 所 | 神奈川県横浜市中区山下町192 横浜中華街 上海路 | 横浜市中区山下町143 |
アクセス | JR「石川町駅」より徒歩5分 みなとみらい線「元町・中華街駅」より徒歩10分 | JR「石川町駅」より徒歩5分 みなとみらい線「元町・中華街駅」より徒歩10分 |
電話番号 | 050-3196-2794 | 045-681-2242 |
WEB | https://saikoh-shinkan.com/ | https://yoseigo.net/ |
営業時間 | テイクアウト 【昼】11:30〜15:30 (L.O14:30) 【夜】17:30〜20:00 (L.O19:30) | 10:00〜21:00 |
支払方法 | 現金・クレジットカード・ QRコード決済 | 現金・クレジットカード・ QRコード決済 |
チャーシューメロンパン 2 西遊記
西遊記がオープンしたのは2020年10月。「チャーシューメロンパン」を看板メニューに挙げ、横浜中華街を代表する王府井グループが運営し、手頃な値段で香港料理を味わえる屈指の人気店となっています。
店は香港点心を中心とした香港料理が味わえるのですが、チャーシューメロンパンは点心の一部でありながら小籠包や肉まんなどの点心同様お持ち帰りができる仕様となっています。
西遊記 チャーシューメロンパンの商品情報
価格は3個入で税込650円。 持ち帰り用として5個入り(税込1,350円)や10個入り(税込2,160円)。それぞれ箱に入れてくれます。食べ歩き用としてそのまま食べることもできます。
中華街でチャーシューメロンパンを食べられるのは先に紹介した菜香・耀盛號グループとこの西遊記のみとなっています。菜香・耀盛號グループが中華街へチャーシューメロンパンを持ち込み、西遊記が拡げたと言って過言ではないでしょう。
西遊記は中華街大通りにあるため、店の混雑とテイクアウトの混雑、さらには大通りの混雑が相まって、週末ともなれば歩くのも困難なエリアの中心になっています。
お土産として持ち帰る値段としても優しく、とても喜んでもらえるスイーツです。
冷凍の商品もありますが、せっかくなら食べ歩き用とお土産用として焼き立てを買うと良いでしょう。
食べた印象
菜香グループのチャーシューメロンパンと比較すると高さのありふっくらしてパイ生地が薄いのが特徴です。
薄いパイ生地はほんのり甘く、中のチャーシューは餡が少なめで濃いめで甘い広東チャーシューがしっかり入っています。中身は餡の美味しさよりチャーシューの美味しさが際立っています。
こちらのお店でもチャーシューメロンパンは点心のひとつではありますが、店内で食べるとセイロではなくお皿に乗せられテーブルへ運ばれます。
メロンパンの甘さと広東チャーシューの甘塩っぱい味のハーモニーは中国茶と相性が抜群で、点心のみならずアフタヌーンティでも重用できそうなスイーツだと思います。
店舗情報
店舗名 | 西遊記 |
住 所 | 神奈川県横浜市中区山下町149−1 4 |
電話番号 | 045-264-9522 |
WEB | https://www.wangfujing.co.jp/top/takeout/saiyuki.html |
営業時間 | 10:00〜22:00 |
支払方法 | 現金・クレジットカード・QRコード決済 |
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